2019-01-01から1年間の記事一覧

知人の電話雑談から教わる

ベンツの社長は自分でベンツを運転して出社するという話から、日本では企業のトップから末端まで「サラリーマン化」している傾向に展開した。エーリッヒ・フロムの名前も、もう何十年も聞いていなかったが、今日電話で、話したいと言ってきた知人の治田さん…

近況について

今は社会の激変期にある。その証拠にというか、この年になって学ばねばならぬことが山積みだ。でもここしばらく、知識欲には注意が必要だと実感し始めた。 知ることは悪いことではないが何も生まない。一方、人生百年時代は実感できるが、かと言って残された…

松方の百年

簡単に区切れば、1850~1950の100年間は、近代絵画の興隆期であった。 こう区切ったのが、この9月23日まで国立西洋美術館で行われた「松方コレクション展」の元祖、松方幸次郎の生誕が1866、没年が1950だったことにも掛けられると感じたからでもある。もっと…

「百年目の意匠選定」の原稿が活かされた

ダイアリーの方でも掲載したが、この前のブログ記事に載せた原稿が、以下のように生かされて、日経新聞電子版に掲載された。 日立の英高速鉄道、デザインに発明賞 文化往来 2019/8/1 6:00 記事保存 有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホ…

百年目の「意匠」選定

この前のブログでも紹介したが、上記テーマのような出来事があった。 このことを大手有力紙に掲載してもらえるかと、原稿を送ったが採用されなかった。 以下はその没原稿である。 百年目の「意匠」選定 大倉冨美雄 イギリスで走り出す日本の車両 日本の美し…

最近の出来事を報告(七夕会へ)

七夕が過ぎた。 一年に一回、集まっている会があり、8日にそれがあった。 一回なので「七夕会」とするようになったが、この集まりは、19年前に「ヨーロッパの21世紀を覗く旅」として建築設計界の有力者たちによって企画されたものだった。 とても思い出深…

現代にダ・ヴィンチを連れてくる

ダ・ヴィンチについての映画を見た。イタリア文化会館でなので、今後、一般のアート・シアターで見れるのかどうか。 難しい映画だ。やたらと尭舌なレオナルド本人が出てきて、現代のジャーナリスト2人の質問に答える、という時空を超越したシュールな構成に…

記録

温度差の激しい日々。今日の日曜日は久しぶりに清々しい。 息子が細君と千寛(ちひろ)を連れて再来宅。5キロになったという。抱いていると、それだけでかわいい。 父の日の花も貰う。 夜には、パリのオーランジュ美術館に保管されていた、松方コレクション…

近況の軽い説明

ブログのためにはつらい日々 説明このところ、人生の転機になりそうな意識や環境状況がぽつぽつと表れているが、どうもブログを転換してから、書く気にならない心理状態が続いている。 ウォルター・アイザックソンの書いた近訳書「レオナルド・ダ・ヴィンチ…

「ラファエル前派の軌跡」展を見て

いい展覧会だった。 家内が嫌がっていたように、一見、この展覧会の見せ場は、ロセッティの描く「運命の女」(主役はモリスの妻である場合が多い)を並べることではないか、と思われがちだったが、やはり違っていた。 その分ではいいのだが、一通り見て、ま…

「再び、レオナルド・ダ・ヴィンチの世界が来る」

令和元年の夜明け、5月1日朝6時。寝苦しい夢を見て、起き出した。 この鬱陶しい夢の話は,身内の争議だから後にしよう。 そこから思い上がり、考えついたのが上記のタイトル。つまり次に書くべき本、すなわち考えの表題だ。 「ダ・ヴィンチ」は例え。一般人…

平成最後の日に

今日で平成は終わり。 どうということは無いけれど、と言いながら、想いが募るのは事実だ。 家内と近くの恵比寿三越に出かけてくる。昼飯のためだ。それだけ。 ゆっくりとした午後を楽しみたい。

恐ろしい情報管理

「恐ろしい情報管理」というと、国際スパイの話かと、思われるかもしれないが、どっこい、個人事務所のワード記録70ページ余りが、あっという間に消えた、という小さい話。 タイトルを私家版と、公開版に分けようといじっていたら、消えた。 江戸末から現在…

発明協会にて At the Association of Invention & Innovation (AII)

本日、(公社)発明協会の専門委員、及び関係者30人ほどによる審査会。 10時から夕方6時半まで、釘付けの一日。だいぶ疲れたが、実は、話題にしたい大きな「事件」があった。 ただ、その内容は、近日、朝日、毎日などの新聞で報道されるまで、内密にして貰い…

「ル・コルビジェ」展をみて At the exhibition of "Le Corbusier"

何が展示されているかは最初から知っている、つもりだった。 最近の、出かける展覧会には、そんな気持ちの場合が多い。見に行くのは「再確認であり、出来れば少しは何か発見があるかも」という程度の期待である。 「アルバ・アアルト」もそうだった。実際、…

新元号の予想について About my idea for a new era.

新しい元号が発表されるぎりぎりの時間だが、自分の思いついた元号案を書いておこう。「立明」である。ただいま、4月1日の9時30分。 調べて深く考えたわけではないが、しばらく前から気になっていて、時々、出てきたのがこの元号案。家内にも何度か「あな…

錯雑とした近況

この「ブログ」に移ったら、入り口でまた「ダイアリー」と「ブログ」になっていてよく判らない。しばらく出まかせで書いていくことにする。 このところ、些細だが実にいろいろのことがあって、思考は錯綜している。思い出すことから。 ・発明協会の専門委員…

クリエイティブシティMINATOを考える

東京都港区は全国的に見てrも、市民の「クリエイティブ能力」の高い地域であることが判明した。 今日はこのことの報告と講演会で、データの紹介と、これに基づく港区の産業対応策について意見や提案が述べられた。データからの状況紹介は、慶応経済学部の植…

「日本型規制社会と知的生産」というテーマで語る

「ダイアリー」から、この「ブログ」へ移して、急に書く義務感のようなものが薄れてしまった。 意識している記載フレームが変わると、こんなことになるのだろうか。 改めて書く努力はするが、ゆっくりと始動したい。 2月26日に「日本型規制社会と知的生産」…