今は社会の激変期にある。その証拠にというか、この年になって学ばねばならぬことが山積みだ。でもここしばらく、知識欲には注意が必要だと実感し始めた。
知ることは悪いことではないが何も生まない。一方、人生百年時代は実感できるが、かと言って残された時間はそんなにないのだ。それに高齢化に従って体力の衰えから、なんでもできるわけではなくなった。加えて次の準備、つまり自分や妻が歩けなくなったら、互いに認知症になったら、どう住むのか、というような問題が迫っている。
やるべきことをやるとなると、知識の習得ではなくなる。今はそれに追い詰められだしたのだ。